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三菱のエコキュートは実績も評判も業界トップクラスです。しかし、多彩な機種、機能があるため迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では三菱のエコキュートについて詳しく解説します。エコキュート選びでお悩みの方はぜひ参考になさってください。
三菱のエコキュートは2021年に発売20周年を迎え、多くのご家庭に設置されています。
既設のエコキュートや電気温水器を交換する際に、三菱のエコキュートを選ぶご家庭も多いようです。
その要因の一つが、他社と比較しても商品のラインアップが非常に豊富であること。
そのため、さまざまなご家庭の幅広いニーズに対応できるのです。
例えば、寒冷地向けやマンション向けのエコキュートも選べます。
そんな三菱のエコキュートには4つの強みがあります。
それぞれの強みについて以下で解説します。
三菱のエコキュートは各ユニットで効率化を図り、全体の効率を最大化しています。
例えば、貯湯ユニットには断熱性の高い素材を使用することで保温性をアップ。
また、ヒートポンプユニットには「三菱エアコン霧ヶ峰」などにも使われる高出力モーターを採用。
さらに、配管の形状を工夫することで、より効率的に水を加熱しています。
安心設計については、貯湯ユニットで「耐震クラスS」を実現。
これは3段階あるの中で最も高い耐震クラスです。
なお、脚部は幅広の「タフレッグ」を採用しているため、安定感も抜群です。
三菱のエコキュートには、さまざまな電気料金プランに合わせた運転モードがあり、リモコンで簡単に設定できます。
例えば、「実量制の電力契約なのでピーク電力を抑えたい」「土日は終日同一料金なのでわき上げ時間を調節したい」といった要望に合わせた設定が可能です。
三菱のエコキュートは多彩な機能によって利便性と快適性を高めています。
以下で、一つひとつの機能について紹介します。
「手動で給湯」から「フルオートで追いだき」まで、さまざまな給湯スタイルが選べます。
そのため、ご家庭ごとのライフスタイルに合わせて入浴準備ができます。
「ホットあわー」ボタンを押すと、浴槽内に微細なマイクロバブルが発生し、全身を心地よく包み込みます。
おふろを出るとき、「湯冷めしやすい」「お肌の乾燥が気になる」といった方におすすめです。
キラリユキープとは、浴槽のお湯をきれいに保つための機能です。
浴槽のお湯を循環させるための配管で、お湯に深紫外線を照射し、菌の増殖を抑えます。
バブルおそうじとは、ふろ配管を洗浄するための機能です。
浴槽の栓を抜くだけで洗浄スタートし、配管内のマイクロバブルが汚れに吸着し洗い落とします。
ホットりたーんとは、残り湯の「熱」を翌日の給湯に利用することで、消費電力を節約する機能です。
入浴後にリモコンのボタンを押すだけで、残り湯の「熱」だけを回収し貯湯タンクへ送ります。
ハイパワー給湯は、台所と同時に給湯しても、3階で給湯しても、勢いのあるシャワーを実現します。
また、従来の湯はり時間を約25%短縮した「お急ぎ湯はり」モードも利用できます。
三菱のエコキュートには、過去2週間の使用湯量を学習し、最適なお湯の量を自動でわかす省エネ機能が備わっています。
なお、お湯の量が足りないと感じる場合は、初期設定モードの「おまかせ」から「多め」に変更するといいでしょう。
あったかリンクとは、湯はりと同時に脱衣室や浴室の暖房をつける機能です。
暖房のつけ忘れを防ぎ、寒い季節でも安心して入浴でます。
なお、湯はりが完了すると、暖房は弱運転に自動で切り替わります。
MyMUはエコキュートを含む複数の機器を一つのアプリで操作できる、三菱の家電統合アプリです。
スマホでいつでもどこでもエコキュートを操作できるため、帰宅前に湯はりを開始したり、外泊中にわき上げを停止したりできます。
ちなみに、先に紹介した、あったかリンクはMyMUで設定できます。
お天気リンクは三菱のエコキュートと太陽発電システムとを連携させる機能です。
太陽光発電の余剰電力をエコキュートのわき上げに使用することで、夜間のわき上げ量を減らし、消費電力を節約します。
夜間のわき上げ量については、天気予報の情報をもとに自動で調節してくれます。
スマートリモコンは、これまで紹介してきた多彩な機能を分かりやすく管理するためのリモコンです。
操作に迷わないよう、ボタンが色分けされており、また音声ガイダンス機能も備わっています。
三菱のエコキュートには4つのシリーズがあります。
Pシリーズは4シリーズの中で最も高性能かつ高効率なエコキュートです。
「ホットあわー」や「ホットりたーん」などの最新機能も搭載。また省エネ性の高さを示す「年間給湯保温効率」は「4.2」を達成。これは業界全体で見てもトップレベルの数値です。
ちなみに、Pシリーズのエコキュートは2020年度の省エネ大賞を受賞しています。
Sシリーズは幅広いご家庭にフィットする汎用性に加え、機能性も非常に高いエコキュートです。
さまざまなタンク容量が選べたり、省スペースで設置できる薄型モデルが選べたりと、豊富な選択肢が魅力。また「キラリユキープ」など快適機能も満載です。
EXシリーズはZEH住宅に適したエコキュートです。
ZEHとはゼロ・エネルギー・ハウスの略で、ZEH住宅とはエコキュートなどを利用した「省エネ」や太陽光発電などを利用した「創エネ」を組み合わせ、家庭内のエネルギー消費ゼロを目指す住宅です。
したがって、EXシリーズは機能を絞り、できるだけ消費電力を抑える仕様になっています。
Aシリーズは4シリーズの中で最も汎用性が高い、シンプルかつベーシックなエコキュートです。
タンク容量は7種から選択可能で、薄型モデルも選べます。また給湯タイプも給湯専用からフルオートまでさまざまなです。
なお、EXシリーズ以外の各シリーズには、寒冷地専用モデルが用意されています。
必要な給湯の量や頻度は、家族の人数やライフスタイルによって異なります。
そのため、貯湯タンクの容量がエコキュートを選ぶ際の一つの目安になるでしょう。
そこで、家族人数ごとに適したタンク容量を以下にまとめました。
家族人数 | シャワー回数 | タンク容量 |
---|---|---|
1~2人 | 2回 | 180L |
2~4人 | 3回 | 180~300L |
3~4人 | 4回 | 370L |
4~5人 | 5回 | 460L |
5~7人 | 7回 | 550L |
では続いて、三菱のエコキュートのタンク容量をシリーズごとに見てみましょう。
シリーズ | タンク容量 |
---|---|
Pシリーズ | 550L/460L/370L |
Sシリーズ | 550L/460L/430L/370L/180L |
EXシリーズ | 460L/370L |
Aシリーズ | 550L/460L/430L/370L/300L/200L/180L |
パナソニックのエコキュートは、他メーカーと比較しても、タンク容量の選択肢が豊富です。
そのため、家族の人数やライフスタイルによりアジャストしたエコキュートが選べるでしょう。
三菱のエコキュートの価格相場(工事費含む)は、概ねメーカー希望小売価格の40~50%です。
三菱のエコキュートの価格相場をシリーズおよび容量ごとにまとめました。
【Pシリーズ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
550L | 1,100,000円(税別) | 約50万円 |
460L | 1,065,000円(税別) | 約48万円 |
370L | 995,000円(税別) | 約45万円 |
550L ※寒冷地向け |
1,150,000円(税別) | 約52万円 |
460L ※寒冷地向け |
1,100,000円(税別) | 約50万円 |
370L ※寒冷地向け |
1,040,000円(税別) | 約47万円 |
【Sシリーズ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
550L | 1,080,000円(税別) | 約49万円 |
460L | 1,025,000円(税別) | 約46万円 |
370L | 945,000円(税別) | 約42万円 |
430L ※薄型 |
1,075,000円(税別) | 約48万円 |
370L ※薄型 |
995,000円(税別) | 約45万円 |
180L ※コンパクト型 |
728,000円(税別) | 約33万円 |
550L ※寒冷地向け |
1,140,000円(税別) | 約51万円 |
460L ※寒冷地向け |
1,040,000円(税別) | 約47万円 |
370L ※寒冷地向け |
960,000円(税別) | 約43万円 |
180L ※寒冷地向け/コンパクト型 |
778,000円(税別) | 約35万円 |
【EXシリーズ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
460L | 890,000円(税別) | 約40万円 |
370L | 810,000円(税別) | 約36万円 |
【Aシリーズ】
※以下の価格は、給湯専用タイプの場合です。
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
550L | 865,000円(税別) | 約39万円 |
460L | 775,000円(税別) | 約35万円 |
370L | 695,000円(税別) | 約31万円 |
180L ※コンパクト型 |
611,000円(税別) | 約27万円 |
460L ※寒冷地向け |
840,000円(税別) | 約39万円 |
370L ※寒冷地向け |
770,000円(税別) | 約35万円 |
180L ※寒冷地向け/コンパクト型 |
661,000円(税別) | 約30万円 |
以上が三菱のエコキュートの価格相場です。
ただし、給湯タイプや各機能の有無によって価格は異なります。
また、販売施工会社によって工事費が大きく変わる場合もあります。
そのため、エコキュートの設置を依頼する際は、相見積もりを取るのが一般的です。
ちなみに、グリエネでは省エネ・電気設備の導入検討にあたって、複数の優良な販売施工会社からのご提案を一括比較して頂ける一括見積もりサービスを行っております。
なお、ご利用は完全無料ですので、以下よりぜひお気軽にご連絡ください。