住宅用太陽光発電
近年、太陽光発電を勧められるご家庭が増えているようです。相手はハウスメーカーや工務店、訪問販売など色々ですが、いずれにせよ、太陽光発電に関する知識や情報を持っていなければ決断できませんよね。そこで、本記事ではネクストエナジーという太陽光発電メーカーについて解説します。「太陽光発電に興味はあるけど、どんなメーカーがあるのか分からない」といった方はぜひ参考になさってください。
ネクストエナジーは2003年に長野県駒ヶ根市で創業。正式な社名は「ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社」です。
ネクストエナジーは「Quality of LIFE」というコンセプトを掲げ、電気の自家消費を促進させるために、太陽光パネルや蓄電池の製造・販売に従事。また他に、O&Mやリユースの領域で自然エネルギー事業を手掛けています。
なお、ネクストエナジーは経済産業省が定める「地域未来牽引企業」に選定されています。これは地域社会における重要性と成長性が見込まれている証です。
ネクストエナジーの太陽光発電は、価格・性能・保証の3点において優れています。
とりわけ保証は、アフターフォローも含めて非常に充実しています。
価格については、製造を中国企業に委託することで、低価格化を実現。
ただし、製造後の品質管理は自社で責任をもって行っています。
ちなみに、品質管理の一例を挙げると、モジュールの恒温恒湿試験において、IEC(国際電気標準会議)の基準値である1,000時間をクリアしています。
性能については、PERC(Passivated Emitter and Rear Cell)技術を用いて、モジュールの高効率化を実現。
PERC技術とは、セル裏面に加工を施し、光を反射させることで発電量を増やす技術です。
保証については、以下の5つが用意されています。
経済損失補償は、太陽光パネルの出力の不具合によって売電収入が下がった場合、その損失を最大6カ月間補償します。
リニア出力保証は、太陽光パネルを設置後、1年以内に出力保証値の97%を下回った場合、無償で修理・交換が受けられる制度です。なお、2年目以降は上記の保証値が毎年0.6%下がっていきます。
製品保証は、太陽光パネルの他、パワーコンディショナや接続箱といった周辺機器に不具合や故障が発生した場合、無償で修理・交換が受けられる制度です。
自然災害補償は、火災・雪災・雹災・風災・水災・落雷・破裂・爆発・外部からの衝突・盗難による損害を補償する制度です。なお、同補償の太陽光発電システムに対する支払い上限額は100万円です。
二重保証体制は、ネクストエナジーもしくは製造委託先の企業が倒産した場合でも、保証が継続される制度です。ネクストエナジーは万一の備えとして、外部の保険会社と再保険契約を締結しているのです。
それでは、各保証制度の期間を見てみましょう。
保証制度 | 保証期間 |
---|---|
経済損失補償 | 10年 |
リニア出力保証 | 25年 |
製品保証 | 12年 |
自然災害補償 | 10年 |
続いて、ネクストエナジーの太陽光発電のアフターフォローについて紹介します。
ネクストエナジーは、お客様や販売施工会社からの太陽光発電に関するお問い合わせに正確かつ迅速に対応するため、専門のインフォメーションセンター(フリーダイヤル)を設置しています。
また、販売施工会社で解決できない不具合が発生した場合は、全国184拠点(2019年12月時点)から専任の調査スタッフを派遣します。なので、もし何か異常を発見したときは、まず販売元や施工元に連絡を入れるといいでしょう。
ネクストエナジーが販売している住宅用太陽光パネルには片面タイプと両面タイプがあります。
両面タイプは、裏面からの光も吸収し発電できるパネルで、カーポートなどに設置すると発電量が向上します。ただ、一般的な住宅の屋根に設置するのであれば、片面タイプが主流と言えるでしょう。
なお、ネクストエナジーの住宅用太陽光パネルにおいて、表面の出力は片面タイプの方が優れています。
それでは、片面タイプの仕様を紹介します。
型式 | NER120M345J-MB |
---|---|
最大出力 | 345W |
変換効率 | 20.5% |
サイズ | W996×H1689×D35(mm) |
価格 | 246,675円 |
ちなみに、昼間だけでなく夜間も太陽光発電の電気を使えるよう、ネクストエナジーは蓄電池も販売しています。
自然災害による停電被害が増えているため、蓄電池を検討されているご家庭も多いのではないでしょうか。
参考までに、ネクストエナジーの蓄電池の仕様を以下にまとめました。
タイプ | 蓄電容量 | 価格 |
---|---|---|
iedenchi-Hybrid | 10.24kWh | 3,575,000円 |
iedenchi-NX | 9.8kWh | 3,223,000円 |
iedenchi-NX Premium | 13.16kWh | 4,103,000円 |
ここまでの内容を踏まえた上で、ネクストエナジーの太陽光発電のメリットとデメリットを押さえておきましょう。
ネクストエナジーの太陽光発電は、海外に生産拠点を置くことで、生産コストを抑えています。一方で、国内で厳しく品質管理を行い、安全安心な製品供給を徹底。
つまり、国内メーカーならでは安心感と、海外メーカーならではの低価格を両立させているのです。
また、他の国内メーカーと比較しても、とりわけ手厚い保証サービスもポイントです。
「費用は抑えたいけど、海外メーカーは不安が残りそう……」という方には、ネクストエナジーの太陽光発電がおすすめです。
ネクストエナジーの住宅用太陽光パネルは片面タイプと両面タイプの2タイプから選べますが、屋根に設置するのが条件であれば片面タイプに絞られるでしょう。
「バリエーションが少ない」というのは、ネクストエナジーの太陽光発電の弱みかもしれません。
また、大手メーカーと比べると導入事例が少ないため、相場もつかみにくいです。
しかし、相場が分からないと、見積もりを見ても判断に困ってしまいますよね。
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