オール電化
「光熱費が安くなる」「環境負荷が少ない」こういった理由からエコキュートの導入を考える方は多いでしょう。エコキュートは様々なメーカーから販売されていますが、本記事では空調メーカーとして有名なダイキンのエコキュートを取り上げます。エコキュートの選び方や価格相場についても解説していますので、ぜひ参考になさってください。
ダイキンは日本が世界に誇る空調機器メーカーです。
ダイキンはその優れた空調技術を自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機に応用し、2002年にエコキュートを発売しました。
ダイキンのエコキュートには4つの特徴があります。
では、それぞれの特徴について紹介していきます。
ダイキンのエコキュートは勢いが違います。従来モデルと比較すると給湯圧力は約1.9倍。数値にすると320kPaです。
それにより、爽快なシャワーやスピーディーな湯はりを実現しています。
さらに、2カ所同時給湯に対応しており、キッチンでお湯を使ってもシャワーの勢いが落ちません。
ウルトラファインバブル入浴は、毎日のバスタイムを快適にしてくれる機能です。
まず、吸気ユニットから取り入れた空気が微細な泡となり浴そう内に噴き出します。
そして、微細な泡は水中に長く留まり、全身をやさしく包み込むのです。
それによって、体の芯まで温まり、湯冷めもしにくくなります。
また、肌に水分を深く浸透させるので、うるおいのある肌をキープできます。
ダイキンのエコキュートはお好みの基準湯温に加え、3つの湯温が自動設定されます。
それら4種の湯音はリモコンのボタン一つで切り替え可能。
なお、湯温を一定に保つため、浴そうの湯は循環する仕組みです。
では、4種の湯温モードを比較してみましょう。
モード | 湯温 |
---|---|
あつめ | 基準湯温プラス1℃ |
いつもと同じ | 基準湯温 |
ぬるめ | 基準湯温マイナス1℃ |
さらにぬるめ | 基準湯温マイナス2℃ |
オール電化やZEH住宅においては、エコキュートと太陽光発電とが併用されているケースも多く見られます。
それらの住宅のために、ダイキンのエコキュートには「昼間シフト機能」が追加されました。
昼間シフト機能とは、太陽光発電の余剰電力を活用し、エコキュートの沸き上げ時間を昼間にずらす機能です。
そうすることで夜間の沸き上げがセーブされ、消費電力を節約できます。
ちなみに、昼間の沸き上げ時間は10時、13時、15時、17時から選べるので、ライフスタイルに合わせて設定するとよいでしょう。
ダイキンのエコキュートは3つの給湯タイプに分かれます。
フルオートタイプは、湯はりに加え、保温・たし湯も全自動。ボタン一つですべてお任せできます。
なお、追いだき・高温たし湯は、後から手動で行います。
また、給湯以外の機能も充実。先に紹介した「ウルトラファインバブル入浴」が利用できるのはフルオートタイプのみです。
3タイプの中で最も機種が多く、ダイキンのエコキュートにおいて主力タイプと言えます。
オートタイプは、湯はりは自動で行いますが、たし湯は手動です。
また、保温機能は搭載されていないため、高温たし湯で湯温を調節します。
給湯専用らくタイプは、手動で湯はりを行うエコキュートです。
湯はりが終了したら音声で知らせてくれるシンプルなシステムを採用しています。
ダイキンのエコキュートを選ぶ際は、次の2つの点に注意しましょう。
まずは、家族人数に合わせてタンク容量を選びましょう。
ダイキンのエコキュートのタンク容量は、いずれのタイプでも、370Lと460Lとの2択です。
では、家族人数に応じたタンク容量の目安を見てみましょう。
家族人数 | シャワー回数 | タンク容量 |
---|---|---|
3~5人 | 5回 | 370L |
4~7人 | 7回 | 460L |
次に、設置環境に合わせて機種を選びましょう。
フルオートタイプのエコキュートでは、省スペースで設置できる「薄型」が選べます。通常サイズのエコキュートでは搬入や設置が難しい場合に検討してみてください。
また、フルオートタイプおよび給湯専用タイプでは、マイナス25℃まで耐えられる「寒冷地仕様」が選べます。
また、全タイプにおいて、臨海地向けの「耐塩害仕様」が選択可能です。
エコキュートを選ぶ際、「価格」は重要な判断材料ですよね。
実は、エコキュートの設置費用は販売施工会社によって異なります。
設置費用とは、エコキュートの本体価格と工事費を合わせた金額です。
したがって、エコキュートを設置する際は、予め価格相場を把握しておくとよいでしょう。
ダイキンのエコキュートの価格相場は、概ねメーカー希望小売価格の35~55%です。
では、エコキュートのタイプごとに価格相場を見てみましょう。
【フルオートタイプ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
460L | 1,017,500円 | 約46万円 |
370L | 913,000円 | 約41万円 |
460L ※薄型 |
1,182,500円 | 約53万円 |
370L ※薄型 |
1,056,000円 | 約48万円 |
460L ※寒冷地仕様 |
1,045,000円 | 約47万円 |
370L ※寒冷地仕様 |
940,500円 | 約42万円 |
【オートタイプ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
460L | 927,300円 | 約42万円 |
370L | 828,300円 | 約37万円 |
【給湯専用らくタイプ】
タンク容量 | メーカー希望小売価格 | 価格相場 |
---|---|---|
460L | 902,000円 | 約41万円 |
370L | 792,000円 | 約36万円 |
460L ※寒冷地仕様 |
962,500円 | 約43万円 |
370L ※寒冷地仕様 |
841,500円 | 約38万円 |
以上がダイキンのエコキュートの価格相場です。
ただし、工事費は設置環境によって異なります。
したがって、複数の販売施工会社から見積もりを取り、ご自身で相場を判断することが大切です。
ダイキンのエコキュートには、以下のメーカー保証が付与されます。
対象機器 | 保証期間 |
---|---|
タンク | 5年 |
冷媒系統 | 3年 |
その他部品 | 1年 |
さらに、有償ですが、延長保証サービスも用意されています。
延長保証サービスのメリットは次の3つです。
なお、費用は28,000円。
申込期限は設置から3カ月以内です。
さて、故障や不具合が起きた際に頼りになる保証サービスですが、そもそも故障や不具合が発生しないことが一番ですよね。
そのためには、適正な設置工事が欠かせません。
そこで、もし安全安心な施工会社をお探しでしたら、グリエネまでご連絡ください。
全国450社の厳選された施工会社を、最大で5社ご紹介いたします。
また各社の見積もりを比較して頂く一括見積もりサービスも行っております。
なお、ご利用は完全無料ですので、以下よりぜひお気軽にご連絡ください。