コロナのエコキュートは世界初！？20年以上進化を続ける給湯機能・価格相場・保証を解説

コロナは世界で初めて家庭用エコキュートを販売した企業です。

1937年に新潟県で設立されたコロナは、石油コンロや石油ストーブ、石油給湯器などの製造・販売を手掛けていきます。

そして、2001年に自然冷媒ヒートポンプ給湯機すなわちエコキュートを発売しました。

発売当初から好評を得たエコキュートは、翌年の2002年に、省エネ大賞で経済産業大臣賞を受賞。
また他にも数々の賞を受賞してきました。

それでは、コロナのエコキュートの特徴を紹介します。

• 高効率
• お手入れ簡単
• お子様も安心
• 災害時に強い
• 専用アプリが便利
• 太陽光発電を有効活用

これら6つの特徴について、以下で詳しく解説していきます。

エコキュートの開発において、コロナが当初から追求し続けていることの一つが「高効率」です。

具体的には、次の3点に注力しています。

まず、ヒートポンプユニットに高効率圧縮機を搭載することで、効率よくお湯をつくる。

次に、貯湯ユニットに真空断熱材や特殊成型断熱材を使用することで、保温性を高め、効率よくお湯をためる。

そして、コロナの独自技術である「マルチサークル追いだき」「省エネ給湯回路」によって熱消費を抑えながら、効率よくお湯を使う。

これら一連の省エネ技術によって、コロナのエコキュートは年間給湯保温率4.0を達成しています。
年間給湯保温率とはエコキュートにおける省エネ性の指標の一つです。
業界全体で見ても、年間給湯保温率4.0以上のエコキュートは数少ないです。

コロナのエコキュートは、お風呂の排水を利用して、配管を自動で洗浄してくれます。

また、ステレンス製の配管を使用することで耐腐食性・耐久性がアップ。

また、貯湯ユニットは雨筋汚れが付きにくいよう、親水性塗膜が施されています。

以上のような工夫によって、コロナのエコキュートは「汚れにくくお手入れ簡単」を叶えているのです。

コロナのエコキュートは、内閣府認証NPO「キッズデザイン協議会」より、2020年に「キッズデザイン賞」を受賞しました。

「キッズデザイン賞」とは、子どもたちの安全・安心に配慮し、子どもたちを育てやすい環境に貢献している製品にさずけられる賞です。

コロナのエコキュートが評価されたポイントは「ふろ自動一時停止」「音声モニター」「入浴お知らせ」の3つの機能です。

「ふろ自動一時停止」は急に熱いお湯がでないようエコキュートを制御し、「音声モニター」「入浴お知らせ」は浴室の状況を外から把握できるよう台所リモコンに情報を送ります。

これらの機能によって、子どもが一人でお風呂に入っても、家族は安心できるのです。

コロナのエコキュートは災害時の使用も想定し、耐震設計にも力を入れています。

370Lの貯湯ユニットでは最高水準の耐震クラスSを実現。

エコキュートは災害時において、断水時は生活用水の確保に役立ちます。

また電気はガスに比べて復旧が早いことも、電気給湯機であるエコキュートの強みでしょう。

コロナのエコキュートは、専用アプリを使い、スマホ等で操作できます。

専用アプリの機能は大きく分けて「遠隔操作」「みまもり」「見える化」の3つです。

遠隔操作機能は、外出先でもお湯はりが出来るため、帰宅後すぐお風呂に入りたいときに便利です。

みまもり機能は、浴室の様子をスマホ等で確認できるため、子どもや高齢者の入浴時に助かります。
また遠隔地にあるエコキュートの使用状況も確認できるため、離れて暮らす家族の入浴時間なども把握できます。

見える化機能は、過去のお湯の使用量がグラフで表示されるため、お湯を多く使う時間帯や時期を一目で把握できます。
そのため、お湯を無駄にしない適切な貯湯管理ができるでしょう。

コロナのエコキュートには太陽光発電と連動した機能「ソーラーモードプラス」が搭載されています。

「ソーラーモードプラス」は太陽光発電の余剰電力をエコキュートの沸き上げに充てる仕組みです。

なお、昼間と夜間の沸き上げ量のバランスは、その日の余剰電力に合わせて自動で調節してくれます。

>>太陽光発電とオール電化の相乗効果で光熱費ゼロ

>>太陽光発電の実際のメリット・デメリット

コロナのエコキュートには、幅広いラインアップが揃っています。

次の8タイプから、それぞれの住宅に合ったエコキュートが選べるのです。

• プレミアム
• ハイグレード
• 薄型・デザインエコ
• 省スペース・スリム
• スタンダード
• エコキューライト
• 多機能
• 集合住宅向け

プレミアムは、コロナのエコキュートの中で、最も省エネ性に優れたタイプです。
同タイプのみ、年間給湯保温効率4.0を達成しています。

ハイグレードは、快適機能、便利機能、洗浄機能など、ほぼ全ての機能を網羅しています。
コロナのエコキュートの中で、最も売れ筋のタイプです。

薄型・デザインエコは、勢いのある給湯と洗練されたデザインを兼ね備えたタイプです。
エコキュートを選ぶ際、シャワーの水圧を気にされる方は多いですが、同タイプなら心配無用。
また住宅の外観を気にされる方にもおすすめです。

省スペース・スリムは、タンクの容量は減らさずに、スリムな設計を実現したタイプです。
従来のコロナのエコキュートの約83%の面積で設置できます。

スタンダードは、コロナのエコキュートの中で、最も汎用性に優れたタイプです。
給湯方法からタンク容量まで自由に選べます。また、さまざまな設置環境に対応できるのもポイントです。

エコキューライトは、一人暮らしなどの少人数世帯に適したタイプです。
他タイプよりタンク容量が小さいため、省スペースで設置できます。

多機能は、床暖房機能を備えたタイプです。
床暖房のメリットは、部屋の空気をクリーンに保ったまま温められる点です。
したがって、寒い日に我慢して換気をする回数も減らせるでしょう。

集合住宅向けは、設置自由度を追求したタイプです。
貯湯ユニットとヒートポンプユニットを離して設置できるため、まとまったスペースを取りずらい集合住宅にもフィットします。

コロナのエコキュートを選ぶ際は、次の3点をチェックしましょう。

• 給湯方法
• タンク容量
• 設置環境

給湯方法はフルオート、オート、手動の3種があります。
なお、フルオートは湯はり・保温・たし湯の全てを自動で行います。対して、オートは湯はりのみ自動で行います。

タンク容量は460L、370L、300L、185Lの4種があります。
家族の人数に合わせて選ぶといいでしょう。
なお、家族人数が4～7人ならタンク容量は460L、3～5人なら370L、2～4人なら300L、1～2人なら185Lが目安と言われています。

設置環境は一般地の他、寒冷地と塩害地が想定されており、各地の対応機種が用意されています。
また、設置場所にお困りの場合は、スリムタイプや薄型タイプを検討してみてください。

では、コロナのエコキュートのタイプごとに、以上のチェックポイントについて見てみましょう。

コロナのエコキュートの相場は、工事費込みで、概ねメーカー希望小売価格の40~50%です。

それでは、エコキュートのタイプごとに相場を見てみましょう。

【プレミアムタイプ】

【ハイグレードタイプ】

【薄型・デザインエコタイプ】

【省スペース・スリムタイプ】

【スタンダードタイプ】

【エコキュートライトタイプ】

【多機能タイプ】

【集合住宅向けタイプ】

コロナのエコキュートに付与されるメーカー保証期間は2年間です。
ただし、タンク缶体は5年間、コンプレッサー・熱交換器は3年間です。

さらに、有償ですが、延長保証サービスも用意されています。

延長保証サービスは以下の3種から選ぶことが出来ます。

延長保証サービスの申し込み期限は、メーカー保証開始日から6カ月以内です。

なお、施工上の不備に起因する故障に関しては、修理保証の対象外となります。

施工技術および工事費は、販売施工会社によって差がでますので慎重に選んでくださいね。

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