産業用太陽光発電
太陽光発電事業を始める時、最初の関門となるのが「資金調達」だと思います。家庭用の太陽光発電に比べて、産業用の太陽光発電を設置するのは高額な費用が掛かるためです。そのため、ほとんどの方が融資を受けて太陽光発電事業を始めることになります。主な融資先と融資を受ける際のチェックポイントについてご紹介します。資金調達について正しい認識を持って太陽光発電設置の検討に臨みましょう。
産業用太陽光発電に関わる主な融資先をご紹介します。
公的融資とは、「日本政策金融公庫」の事を指します。
15年返済で金利が、1.25~2%程度と非常に金利が安いのが魅力ですが、その分詳細な事業計画書・返済計画書が必要になりますので、手続きは正直とても面倒です。
銀行には、「都市銀行」「地方銀行」「信用組合」などさまざまな種類があります。
気になる金利は公的融資よりは高いですが、全体的に見ると比較的安い方だと思います。
審査も手続きに有する時間も多少かかりますので、スケジュールや時間には余裕を持つようにしてください。
無担保・保障人なしで融資が受けられる「セゾン」「オリコ」などのソーラーローンのことを指します。
3つの中で一番借りやすいですが、1番金利が高く2~4%程度になります。
融資を受ける際には、十分に検討することをオススメします。
高額な費用であるからこそ、慎重に!
そこで、融資を受ける際の5つのチェックポイントをご紹介します。
金利は、公的融資・銀行・ソーラーローンなど、どこから融資を借り入れるかによって大きく変わってきます。
加えて、金利とは別に保証料や担保設定費用などのいわゆる「諸費用」がかかる可能性もありますので、きちんと吟味することが大切です。
融資を借りたいと思っても、すぐに借り入れる事はできません。
融資元によって、手続きの煩雑さや有する期間が違いますので、ご自身の時間の猶予を考えることも大切です。
融資を受ける際には、審査が必要です。
審査に受からなければ、お金を借りることはできません。
一般的に、ソーラーローンは審査が通りやすいと言われていますが、金利が高いというデメリットもあるので注意しましょう。
一般的な返済期間は、10年~15年と決まっていることがほとんどです。ご自身の都合に合った返済期間が設定できる融資元に交渉しましょう。
また太陽光発電は設置後すぐに、売電できるわけではありません。よって、据え置き期間があるほうが望ましいです。
融資は金額が大きくなるほど、保証人や担保が必要となります。
公的融資や銀行で、高額な融資を受ける際には保証人や担保は必要になることがほとんどです。
誰を保証人にするのか?何を担保にするのか?考えをまとめておきましょう。
ここでは、融資を受ける際に、知っておくべきさまざまな制約条件に付いてご説明します。
なんと言っても、太陽光発電事業を始める際に1番のネックとなるのが「資金調達」です。
けれどお金を借りるには、相手が納得するような十分な担保がないといけません。
一番に思いつくのが、太陽光発電を設置する土地だと思いますが、そのほとんどが担保価値が低いです。
よって、別の土地、建物、有価証券など確実な担保を押さえておく必要があります。
銀行で「太陽光発電を設置したいから、融資をお願いしたい」と言っても、積極的に融資してくれるところは非常に少ないです。
けれど、日本政策金融公庫などの国民生活事業での融資は、サラリーマンの方でも成功事例を聞きますので、政府系金融機関も試しにあたってみることをオススメします。
どんな融資先があるの? |
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産業用太陽光発電に関わる主な融資先は「公的融資」「銀行」「ソーラーローン」の3つです。それぞれ金利や審査規準に違いがあります。 各融資先の特徴はこちら。 |
融資を受ける際に注意すべき点は? |
融資を受ける際のチェックポイントはいくつかあります。例えば「金利とは別の保証料や担保設定費用はいくらか?」「手続きにどのくらい時間がかかるか?」などです。 その他のチェックポイントはこちら。 |