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自立運転で停電時にも活躍してくれる太陽光発電

停電時のいざというときに役に立つ太陽光発電の自立運転機能。太陽光発電の自立運転機能でどのような電化製品がどれほどの時間使えるのかをご紹介します。

この記事の目次

  • 1.停電時に太陽光発電はどれくらい活躍してくれる?
  • 2.自立運転時の電力は1.5kWまで。どういった機器が使える?
  • 3.自立運転で停電時に使えるようにするための手順
  • 4.切替手順や使える機器を確認して、安全な停電時活用を
  • 太陽光発電の自立運転機能のまとめ

1.停電時に太陽光発電はどれくらい活躍してくれる?

自立運転で停電時にも活躍してくれる太陽光発電

太陽の光を電気に替える太陽光発電システムの魅力は、売電による収入だけではありません。最近では天災による停電が余儀なくされ、人々の生活に電気が必要であることを痛感させられています。もし自分がそういう状況に置かれた場合、数時間であっても太陽光発電システムによる発電がとても役に立つことでしょう。

それは万一停電が発生した場合でも、日中ある程度の発電量があれば、テレビを見て 情報収集をしたり、携帯電話で家族や友人と連絡をとったり、冷蔵庫に食材や医薬品を置いて衛生を確保することができるのです。

停電時に、太陽光発電システムで発電した電気を使用する場合は、パワーコンディショナーの設定を通常モードから自立運転モードに変更する必要があります。そして普段使用しているコンセントではなく、パワーコンディショナーに付属している自立運転用コンセントに使用したい機器を接続することで、停電時でも一定の機器を使用できます。

2.自立運転時の電力は1.5kWまで。どういった機器が使える?

太陽光発電システムの容量に関わらず、停電時に使用出来る電力の上限は 1.5kW(1,500W)となります。例えば、3kWや4kWのシステムを導入していてもそれは変わりません。これは各メーカー共通となっていますのでご注意ください。

それでは1.5kWという電力で、どのような機器を使用できるのでしょうか。 普段あまり意識することの少ない家電の消費電力を把握しつつ、「停電時でも使用できる機器」を考えていきましょう。

なお、自立運転時の家電の使用は制約も多く、消費電力の合計が1.5kWを超えなければ、いつもどの家電も使えるということには簡単にはなりませんのでご注意ください。

キッチン関連の家電

家電製品 消費電力 活用可能度
冷蔵庫 500W
炊飯器 700W
トースター 1,000W
電子レンジ 1,300W
電気ポット 850W
IH調理器 3,000W ×

冷蔵庫を常時使用する場合は、他のキッチン家電とは併用しづらいことが分かります。 他の日常家電の消費電力も見ていきましょう。

家電製品 消費電力 活用可能度 家電製品 消費電力 活用可能度
洗濯機 500W 携帯電話充電 15W
乾燥機能付き 
洗濯機
800W 液晶テレビ 150W
掃除機 1,200W ゲーム機 250W
ドライヤー 800W ノートPC 150W
アイロン 1,200W デスクトップPC 300W ×

洗濯機や掃除機、工業用ポンプといったモーター系機器のほか、液晶テレビといった急な突入電流(電源投入時に流れる大きい電流)を発生させるものは動作が不安定となります。また、デスクトップPCは突然電源が切れると故障する可能性がありますので、使用を控えた方が良さそうです

また、同時使用であれば電圧の変動により想定以上の電力を消費しているケースがあります。さらに、天気が雨や曇りであったりパネルに急に影がかかるなど、発電が不安定な状況下では発電量自体が大きく低下し、自立運転コンセントに接続している機器の電源が全て落ちてしまうことがあります。

このように、自立運転では何かと気をつけるべきことが多いので、停電時に手際よく活用できるよう、平常時にどれが自立運転モードで使える家電なのか、試してみることをオススメします。

2.自立運転時の電力は1.5kWまで。どういった機器が使える?

3.自立運転で停電時に使えるようにするための手順

太陽光発電システムで発電された電気を停電時に使用する為には、「自立運転モード」への切り替えが必要となります。

天災や緊急時の停電は、前触れがなく突然発生するものです。このような緊急時こそ、太陽光発電システムの自立運転モードが大変役に立ちます。いざという時、本当に必要となる時に慌てることのないように、その設定方法を事前に把握しておきましょう。

まずはじめに、自立運転用コンセントを確認しておきましょう。そして、マニュアル等を参照して「自立運転モード」の切り替え方を確認しましょう。基本的には下記の手順で切り替えることができます。

1.ブレーカー(建物全体の主電源)をオフにする

2.太陽光発電用ブレーカーをオフにする

3.「自立運転モード」に変更する(通常は、パワーコンディショナーの再起動で可能)

4. 「自立運転用コンセント」に、使用する機器を接続する(パワーコンディショナーに付属していることが多い)

ただ、メーカーや機器によって上記の操作方法は異なる場合もあるので、詳細については施工管理会社の担当者及び各製品のマニュアルを必ず確認するようにしましょう。

4.切替手順や使える機器を確認して、安全な停電時活用を

4.切替手順や使える機器を確認して、安全な停電時活用を

「太陽光発電の賢い使い方」として、環境省がNPO法人太陽光発電ネットワークの協力のもと、自立運転用コンセントに接続して使用できる機器の実験結果を公開しています。

実験結果によりますと、太陽光からの発電量が1.5kWに到達している場合、ブラウン管のテレビや携帯電話、ノートパソコンの充電が問題なく使用でき、また生活家電である冷蔵庫や炊飯器、電子レンジも使用可能となります。また場合によっては、洗濯機や掃除機も一定時間使用できたと報告されています。

前述のとおり、自立運転用コンセントに同時接続できる電子機器の消費電力は、1.5kW(1,500W)までとなっています。小容量であれば、いくつかの機器を接続して使用できますが、多数の機器を接続して使うのは電圧変動等によりオススメできません。

そして停電が終了したことを確認できましたら、自立運転モードも終了することで、通常の状態に戻ります。ほとんどの場合、その方法は「自立運転用モードに切り替える方法」の逆の手順を行うことになります。

1.まず、自立運転モードを解除します。

2.太陽光発電用ブレーカーをオンにします。

3.メインブレーカーをオンにします。

以上の方法で通常モードに戻すことが可能です。

自立運転で家電を使いこなすのは一筋縄でいきませんが、停電や災害時には、白熱灯や充電器、冷蔵庫やテレビといった最低限の家電だけでも、使えると使えないとでは大違いです。太陽光発電は収入面ばかりがとかく注目されがちですが、非常電源としての役割でもご活用ください。

太陽光発電の自立運転機能のまとめ

自立運転機能とは?
太陽光発電システムを自立運転モードに変更すると、天災などによって万一停電が発生した場合でも、一定の電気機器を使用することができます。
使用できる機器の種類はこちら
自立運転モードに変更するための手順は?
まずはじめに、自立運転用コンセントを確認しておきましょう。そして、マニュアル等を参照して「自立運転モード」の切り替え方を確認しましょう。
基本的な切り替え方はこちら
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