三菱電機 太陽光発電システムが販売終了！保証・製品特徴について解説

2020年3月、三菱電機は太陽光発電に関連する自社ブランド機器の製造・販売から全面撤退すると発表。

ただし、自社ブランド機器のアフターサービスについては、今後も継続すると明言しています。

太陽光発電システムに関するお問い合わせ窓口も継続し、また一般的な修理・不具合に関する受付窓口も継続するとのこと。

保証の内容に関しても変更はなく、購入時の保証書記載内容に基づき、従来通り対応するそうです。

三菱電機の住宅用太陽光発電システムに対して、今後も継続される保証は3つあります。

• モジュール出力保証
• 機器保証
• システム部材保証

それぞれの保証について詳しく紹介します。

モジュール出力保証は、太陽光パネルの性能を保証するものです。

保証期間は25年です。

保証の適用条件は使用年数によって異なります。
適用条件を以下にまとめました。

太陽光パネルの出力値が、適用条件の値まで下がった場合、無償で修理してもらえます。

機器保証は、以下の機器に対する保証です。

• パワーコンディショナ
• 接続箱
• マルチアレイコンバータ

各機器の保証の適用条件を以下にまとめました。

上記の適用条件に該当する機器は、無償で修理が受けられます。

なお、保証期間は15年です。

システム部材保証は、太陽光パネルを固定している架台に対する保証です。

固定機能が損なわれた場合、無償で修理してもらえます。

なお、保証期間は10年です。

>>太陽光発電システム全体の仕組み

三菱電機の太陽光パネルの強みは、バリエーションが豊富な点です。

一般的な長方形タイプ、ハーフタイプ、台形タイプなど、様々な形状・サイズが揃っています。

それらのタイプを組み合わせることで、限られた屋根スペースを最大限に活用できるのです。

三菱電機の太陽光パネルのメーカー希望小売価格を以下にまとめました。

なお、三菱電機の太陽光パネルのkW単価は、約27万円です。

kW単価とは、太陽光発電の1kWあたりの価格であり、太陽光発電の相場を表す値として用いられます。

>>住宅用太陽光発電の費用相場

三菱電機の太陽光パネルについて、前述した特徴を踏まえ、メリットとデメリットを確認していきましょう。

三菱電機の太陽光パネルは複数のタイプを組み合わせ、屋根の形状に合わせて無駄なく配置することが可能です。

そのため、屋根面積を目いっぱい活用したい場合には適しています。

また、パネルを屋根の形状に合わせることで外観が良く見える点もメリットと言えるでしょう。

三菱電機の太陽光パネルは、他メーカーと比較すると、変換効率が低いです。

変換効率とは、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換できる割合です。

ちなみに、三菱電機の太陽光パネルの変換効率は15～16%ほどですが、他メーカーでは20%を超えることも珍しくありません。

三菱電機の太陽光パネルは販売終了しているため、新たに太陽光発電を導入する住宅には設置できません。

そこで、同じような特徴の太陽光パネルを取り扱っているメーカーを探してみましょう。

実は、三菱電機は太陽光発電システムの製造・販売から撤退した後、京セラとパートナー連携を開始。京セラの太陽光パネルを三菱電機の販売ルートで提案しているのです。

京セラの太陽光パネルは、レイアウトの自由度が高い点が評価されています。
7種のパネルを自在に組み合わせ、さまざま屋根にジャストフィットさせることができるのです。

これは、三菱電機の太陽光パネルとの大きな共通点でもあります。

なお、京セラの太陽光パネルのkW単価は、約33万円です。(設置容量は5kWを想定)

>>京セラ 太陽発電の性能とは？製品特徴・価格・保証について解説

太陽光パネルの価格に目を向けると、京セラは三菱電機よりハードルが高いかもしれません。

ただし、太陽光発電の設置費用は販売施工会社によって大きく変わる場合があります。

そのため、太陽光発電を設置する際は、複数の販売施工会社から見積りを取るのが一般的です。

しかし、「複数の販売施工会社と連絡を取り合う時間なんてない！」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、グリエネの一括見積りサービスをご利用ください。
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